スネオヘアー『カナシミ』

 ライターおよび出版業界人が一年でいちばん忙しい「年末進行」シーズンに突入。修羅場ってます。

 今日は映画配給会社「コムストック」で、来日中の韓国の映画監督、ユン・イノさんを取材(もちろん通訳を介して)。気さくで、誠実さがにじみ出ていて、すこぶる感じのいい方であった。同世代(私は1964年生まれで、監督は63年生まれ)でもあるので、シンパシー。

 ところで、スネオヘアー のニュー・アルバム『カナシミ』(12月7日発売/エピックレコード/3059円)はメチャメチャよい。現在、サンプル盤ヘビロ中。

 スネオヘアー(バンド名ではなく、本名を渡辺健二というアーティスト)は、来年大ブレイク必至だと思う。
 キャッチーかつ陰影の深い美しいメロディ、ファルセット・ヴォイス(裏声)を巧みに駆使した甘いヴォーカル、切なさを放電するようなギター、母性本能をくすぐる(であろう)「キモカワイイ」ルックス、ひねりのきいた歌詞……もう、魅力てんこもりである。

 『カナシミ』なんてタイトルをつけるくらいだから基調は“切な系”なのだが、それでいてビートは強靭で、あくまでもロック。力強さと切なさがきわどいバランスで共存するそのサウンドは、洋楽ならマシュー・スウィートあたりを彷彿とさせる。

 今回の新作は、アニメ版『ハチミツとクローバー』のエンディング・テーマ「ワルツ」(この曲はパーフェクトな出来だ)や、シングル「悲しみロックフェスティバル」、さらにはU.N.O.バンド(アンガールズなどのお笑い芸人が結成したバンド)に提供した「№1」のセルフカバーなどを収録した強力盤。
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Melody Chain 14 [スネオヘアー・カナシミ]

スネオヘアー・カナシミのお話スネオヘアー史上、最高傑作。どうしてこんなにいい作品が作れるのか。スネオヘアーといい、くるりといい、僕の想像を遥かに越えていく。スネオヘアーの進化は直線型です。直線的とはつまり、素直、というか正統派な進化、といった印象です。(.

カナシミ/スネオヘアー

スネオヘアー、約1年ぶりのアルバムをいつものごとくフラゲ。タワレコ特典、正直微妙っす…;++++++++++カナシミ/スネオヘアー2005年12月7日(水)発売1.no trick2.ワルツ3.悲しみロックフェスティバル(album version)4.フ

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。55歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴32年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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●「mm(ミリメートル)」は、私のイニシャル「MM」のもじりです。

●私の大好きなギタリスト・渡辺香津美氏は、ご自身のイニシャル「KW」をもじった「KW(キロワット)」を、公式サイトのタイトルにしておられます(同名のアルバムもあり)。それにあやかったというわけです。

●あと、「1日に1ミリメートルずつでもいいから、前進しよう」という思いもこめられています(こじつけっぽいなあ)。

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