松尾紀子『こんな教育発見!』


こんな教育発見!―家庭で生かしたい教育現場の知恵こんな教育発見!―家庭で生かしたい教育現場の知恵
(2006/01)
松尾 紀子

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 松尾紀子著『こんな教育発見!』(学研/1300円)読了。

 フジテレビのアナウンサーである著者が、お昼のニュース『FNNスピーク』の「教育特集」で取材した内容をまとめた本。ユニークな教育に取り組んでいる教育者や学校などを、1章に1人(1校)ずつ取り上げている。

 たとえば、太田惠美子という美術教師は、受けもった中学生に将来のヴィジョンを絵に描かせるという授業を行ってきた。中学3年間の美術の授業を通して、生徒たちは自らの将来とじっくり向き合い、歩むべき道、追うべき夢を探し出していくのだという。

 また、高名なフランス料理シェフ・三國清三は、本業のかたわら、小学校高学年の子どもたちを対象に、“味覚を鍛える授業”をボランティアで行っている。

 リクルートのサラリーマンから中学校校長に転身した藤原和博は、オリジナルの教科「よのなか」科を通じてユニークな教育を行っている。たとえば、「差異と差別の違いを考える」というテーマの授業では、女装をして女性として暮らしている男性をゲスト・ティーチャーに招いたりするのだとか。
 
 そのようなユニークな教育が、全部で12種類紹介されている。

 著者は自らも子育て真っ最中の2児の母であり、毎回、取材して学んだ「教育の知恵」を自らの家庭にも取り入れようと試みる。その試みの結果を記したコラムも、随所に置かれている。

 つまりこれは、さまざまな教育実践を取材した1人の母が、それを家庭教育に生かそうとした実践記録でもある。大所高所からの教育論ではなく、ふつうの母の視点から「教育現場の知恵」を紹介した本なのだ。その点に好感がもてる。
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 ちなみに、著者の松尾紀子は私が以前からひいきにしているアナウンサー。知的で清潔感があり、小柄でかわいくて、地味だけど好みなのである。
 「チノパン」だとか滝川クリステルだとか、世間でアイドル的に騒がれている女子アナには微塵も興味のない私だが、それでも何人かひいきの女子アナはいて、その1人。

 あと、最近のひいきはNHKの夜7時のニュースで「お天気お姉さん」をしている半井(なからい)小絵さん。彼女も清楚でチャーミング(…って、我ながらマニアックな好み)。
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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。55歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴31年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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