水野和夫『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』



 昨夜は、タンゴ・ダンサーのアクセル・アラカキさんと、そのお母さんでやはりタンゴ・ダンサーのカロリーナさんを取材。日本橋のタンゴ・スタジオ「タンゴ・ソル」にて。
 アクセルさんは日系3世で日本在住だし、カロリーナさんも19歳のときから日本在住なので、日本語でインタビュー。

 アクセルさんは、アルゼンチンで開かれる「タンゴ・ダンス世界選手権」のステージ部門で、昨年優勝したばかり。26歳の斯界のニュースターだ。
 羽生結弦をもう少し精悍にした感じの、スラリと細い美青年である。顔が小さくて足が長い! お母さんのカロリーナさんも美人で若い。


 行き帰りの電車で、水野和夫著『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』(集英社新書/842円)を読了。仕事の資料として。

 著者は法政大学教授で経済学博士のエコノミスト。「資本主義の終焉」「近代社会の終焉」が近く、世界はグローバル化から「閉じてゆく帝国」の時代へと向かう、と主張している。

 よくある経済予測本というより、もっと射程の広い、文明批評的ニュアンスの強い本。経済的側面から世界史を鷲づかみにする趣がある。

 先進諸国が経済成長を続けられる時代はもう終わった、とし、日本も経済成長を追い求めるより、日中韓+ASEANの「閉じた経済圏」での定常状態を目指すべき、というのが著者の主張である。
 「自転車を漕ぎ続けないと倒れるように、経済成長を続けないといけない」と考える立場から見たら、暴論に映るだろう。が、私はけっこう面白く読んだ。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。54歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴31年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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