『リバース エッジ 大川端探偵社』



 テレビドラマ版の『リバース エッジ 大川端探偵社』がAmazonプライムビデオに入っていたので、少しずつ観ている。

■関連エントリ→ ひじかた憂峰・たなか亜希夫『リバースエッジ 大川端探偵社』

 原作も『漫画ゴラク』で不定期連載中だが、原作のほうはコミックス3巻あたりからストーリーのクオリティがガクッと落ちてしまい、私はもう続巻を買っていない。

 このドラマ版は、原作から12のエピソードを選んで映像化したもの。『モテキ』の大根仁が監督(脚本も兼任)しており、さすがの出来栄えである。映像はスタイリッシュで、細部までていねいに作られている。
 
 原作は毎回20ページほどの短編だから、1話30分のドラマにするためには、少しディテールをふくらませる必要がある。そのふくらませ方がなかなか巧みで、回によっては原作よりも面白い(調子の出ない回もあるが)。
 私のお気に入りエピソード「ある結婚」(第3話)など、原作よりもずっと感動的に仕上がっている。

 キャスティングも凝っている。「アイドル・桃ノ木マリン」(消えたC級アイドルを探す話)の回で、吉田豪が本人役で登場したり……。

 EGO-WRAPPIN'が担当するテーマ曲と音楽もよい。
 大川端探偵社の事務所にEGO-WRAPPIN'が入り込んでテーマ曲「Neon Sign Stomp」を演奏するオープニングも、なかなかのカッコよさ。



 そういえば、EGO-WRAPPIN'のヒット曲「くちばしにチェリー」も、類似作「私立探偵 濱マイク」の主題歌だった。

 ここまで力を入れて作ってくれれば、原作ファンとしても納得だ。

※後注/けっきょく、全話観てしまった。原作をしのぐ傑作になっていたのは、「最後の晩餐」「ある結婚」「アイドル・桃ノ木マリン」「トップランナー」の4話だと思う。打率3割。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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