金森重樹『100%得をするふるさと納税生活 完全ガイド』


 
 金森重樹著『100%得をするふるさと納税生活 完全ガイド 2015年改訂版』(扶桑社/972円)読了。

 我が家でも昨年から「ふるさと納税」をしている。
 宮城県石巻市の鮭丸ごと、大阪府泉佐野市の「特選牛たんセット」、鳥取県倉吉市の「季節の野菜セット」、長崎県平戸市の殻付き岩牡蠣2・5キロなどをもらった。
 
 で、今年はもっと上手にふるさと納税を活用しようと思い、ハウツー本を読んでみた。著者は年間数百件のふるさと納税をし、自宅での食生活をほぼすべて返礼品でまかなっている(!)という、「ふるさと納税の達人」だ。

 著者は企業グループのオーナーで、年間2億円超の納税をしているという高額納税者。だからこそ、最高2000万円分も「ふるさと納税」をしても損をしないのである。したがって、著者のやり方を私たち庶民がそのまま見習うことはできない。

 それでも、著者は「日本一ふるさと納税制度を活用している人」には違いないわけで、そこから編み出されたノウハウには参考になる点が多い。

 たとえば著者は、あまたある返礼品のうち、「ふるさと納税のメリットを一番感じられるのが米だ」という。「米は主食であり、必ず消費するものなので」、返礼品のセレクトは米を最優先にすべきだ、と……。

 なるほど、と思った。
 返礼品を選ぶ際、ふるさと納税初心者はどうしても海の幸や肉、果物などに目が向きがちで、米をもらおうとはなかなか思わない。
 本書を読んで、1万円の寄付で20キロもの新米がもらえる自治体があることを知り、私もさっそくその中の一つに寄付をしてみた。11月に新米が20キロ届くのが楽しみだ。

 ふるさと納税がいくらまでなら損にならないかの計算についても、本書は我々フリーランサーのケースも視野に入れて説明してくれており、そこがうれしい。ネット上のふるさと納税関連サイトでは、サラリーマンのケースのみが取り上げられていることが多く、自由業者の目安が知りたかったからである。

 ふるさと納税もずいぶん普及してきて、ありがちな誤解(「自分の生まれ故郷にしか寄付できない」など)はかなり解消されてきた。
 私も昨年までいろいろ誤解していた面があって、実際にやってみて初めて「ああ、そういう仕組みなのか」と理解できた。

「ふるさとチョイス」などの関連サイトを使えば、5分程度で納税(てゆーか、実質は寄付であり、その分が翌年の税金から控除されるということ)が完了する。少しも面倒ではない。

 まだやっていない人は、本書(など)を参考にトライしてみるとよいと思う。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。ライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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