マイク・ブルームフィールド『永遠のフィルモア・ウェスト』



 土・日は取材で長崎へ――。
 作家の柳美里さんと、爆心地から500メートルの位置にある城山小学校(東由多加氏の母校)で行われた慰霊式典などに参加。
 70年目の「8・9」を現地・長崎ですごすことができて、感慨深かった。


 マイク・ブルームフィールドの『永遠のフィルモア・ウェスト』を、デジタル・リマスター盤で聴いた。

 白人ブルース・ギタリストの最高峰といってよいマイク・ブルームフィールド(エリック・クラプトンも、「彼以上の白人ブルース・ギタリストはいない」と絶賛した)。彼の遺した作品というと、アル・クーパーと組んだ『フィルモアの奇蹟』や『スーパー・セッション』ばかりが名盤としてよく知られていて、その分このアルバムは目立たない。しかし、私は3作のうちならこれがいちばん好きだ。
 1969年、フィルモア・ウェストでのライヴを収めたアルバムで、マイク・ブルームフィールド絶頂期の演奏が堪能できる。



 花村萬月はマイクのギターについて、「流麗といおうか、絶妙の愛撫を思わせる指使いなのだ。黒人はともかく、白人でこんな巧みで繊細なギタリストが存在することに目を瞠らされた」と書いた(『俺のロック・ステディ』)。
 花村の言うとおり、じつに艶っぽく音色の美しいギターで、聴き飽きない。

 ヴォーカルのニック・グレイヴナイツなど、気心の知れたほかのメンバーとのアンサンブルも抜群。名ライヴ・アルバムの一つだと思う。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。ライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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●「mm(ミリメートル)」は、私のイニシャル「MM」のもじりです。

●私の大好きなギタリスト・渡辺香津美氏は、ご自身のイニシャル「KW」をもじった「KW(キロワット)」を、公式サイトのタイトルにしておられます(同名のアルバムもあり)。それにあやかったというわけです。

●あと、「1日に1ミリメートルずつでもいいから、前進しよう」という思いもこめられています(こじつけっぽいなあ)。

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