『マディ”ミシシッピ”ウォーターズ・ライブ(レガシー・エディション)』


マディ”ミシシッピ”ウォーターズ・ライブ(レガシー・エディション)マディ”ミシシッピ”ウォーターズ・ライブ(レガシー・エディション)
(2003/11/06)
マディ・ウォーターズ

商品詳細を見る


 『マディ”ミシシッピ”ウォーターズ・ライブ(レガシー・エディション)』を、輸入盤の中古で購入。ヘビロ中。

 私も五十路を迎えたせいか、最近ブルースが耳に心地よく思える。若いころはわりと苦手だったのだが……。
 たとえば、ストーンズやツェッペリンのアルバムを聴いても、「ユー・ガッタ・ムーヴ」とか「ユー・シュック・ミー」などのブルース・カヴァー曲は飛ばして聴いていたものだ。ブルースはジジムサイし、ワンパターンでつまらない――そう思っていた。

 ブルースはロックの父であるから、ロックを聴き込むうちに少しずつルーツのブルースにのめり込んでいく人というのが、一定数いるものだ。
 が、私はそうではないほうのロック・ファンだった。なにしろ、若いころはテクノポップとかが好きだった側だから、ブルースとは反対方向に興味を広げていったのだ。

 ところが、ここにきてブルースが好きになってきた。加齢とともに好みは変わるものなのだな。
 で、ブルースの名盤ディスクガイドをあれこれ読んでみたりして、少しずつ掘り下げているしだい。

 まだ初心者だから、戦前のものとか、あまりディープなブルースはよさがわからない。「いいな」と思うのは、やはり比較的ロック色が強いものやブルース・ロックだ。

 最近いちばん気に入ったのが、この『マディ”ミシシッピ”ウォーターズ・ライブ(レガシー・エディション)』。
 マディ・ウォーターズの晩年にあたる1979年発表のライヴ・アルバムに、78年の未発表ライヴを合わせて2枚組にしたものだ。ディスク2は丸ごと未発表ヴァージョン(レガシー・エディション発売時)。

 晩年のマディのアルバムは、白人ブルース・ギタリストのジョニー・ウィンターがプロデュースをしている。本作もしかりで、ジョニーはライヴに出演もしてギターも弾いている。元のアルバムはグラミー賞にも輝いたそうだ。

 これはよい。マディのヴォーカルは悠然としているのに底光りする凄みがあり、ジョニー・ウィンターのギターは粘っこくうねる。
 ロックファンにも聴きやすく、聴き飽きない好盤である。


↑アルバム冒頭を飾る 「Mannish Boy」。ジョニーはダミ声のヴォーカルでもマディと掛け合っている。

関連記事

トラックバック

コメント

コメントを残す

Secret


Guide 

   →全記事インデックス

Profile 

前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。ライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

Counter 

メールフォーム

★私にご用の方はここからメールを下さい。

お名前
メールアドレス
件名
本文

最近の記事

マイ「神曲」ベスト100

カテゴリー

里親募集中

タイトルの由来

●「mm(ミリメートル)」は、私のイニシャル「MM」のもじりです。

●私の大好きなギタリスト・渡辺香津美氏は、ご自身のイニシャル「KW」をもじった「KW(キロワット)」を、公式サイトのタイトルにしておられます(同名のアルバムもあり)。それにあやかったというわけです。

●あと、「1日に1ミリメートルずつでもいいから、前進しよう」という思いもこめられています(こじつけっぽいなあ)。

Archives

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
本・雑誌
31位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
22位
アクセスランキングを見る>>