『東京人』「ガロとCOMの時代1964-1971」


東京人 2014年 07月号 [雑誌]東京人 2014年 07月号 [雑誌]
(2014/06/03)


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 『東京人』の2014年7月号を購入。最新号ではなく、先月号である。

 「ガロとCOMの時代1964-1971」という特集に惹かれて図書館で読んだら、なかなか力の入ったもので、「これは手元に置いておきたい」と思って買った(まだ在庫があった)。

 タイトルのとおり、マンガ史に大きな足跡を遺した『ガロ』と『COM』の大特集。90ページに及ぶボリュームで、内容も素晴らしい。夏目房之介さんが特集の監修を務めているためでもあろう。

 つげ義春・真崎守・竹宮惠子・諸星大二郎・林静一ら、『ガロ』と『COM』にかかわりの深いマンガ家らへのインタビューはそれぞれ貴重なものだし、年表などの資料も充実している。

 中でも出色なのが、川本三郎さんによるつげ義春インタビュー。
 川本さんは現在におけるつげ作品の最良の理解者であるだけに、非常に深い内容になっている。このインタビュー自体が、つげ作品の一つであるかのような感興を呼ぶ。

 高木壮太がツイッターで、次のようにつぶやいていた。




 たしかに、つげがなぜいまマンガを描けないかの理由が明かされていて、ある意味衝撃的だ。
 つげファン及び『ガロ』と『COM』に愛着を持つマンガ好きなら、必読の特集。

関連エントリ→ 川本三郎『時には漫画の話を』レビュー

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コメント

Re: わが青春の“東京人”
ハザウェイ様

こんにちは。


> 以前にも書き込んだかもしれませんがで配属の職場が「東京人」の販売部門でした。

そうでしたか。

私はいつもは図書館で読んで、特集が気に入ったときだけ購入するという、あまりよくない読者です(笑)。

今回の特集はとてもよかったと思います。
  • 2014-07-19│14:38 |
  • 前原政之  URL│
  • [edit]
わが青春の“東京人”
お久しぶりです。
いつも楽しく、興味深く拝見しています。
取り上げた“書評用”のその後の媒体掲載の書評も読ませて頂き、なるほどとの感も強くする日々です。

以前にも書き込んだかもしれませんがで配属の職場が「東京人」の販売部門でした。

今は某法人事務勤務ですが(笑)

現発行社が編集で、私の会社が制作・販促、発行は(都)の財団という時代でした。

坪内祐三さんとは入れ違いで面会はできませんでした。

最近、手にしていませんが、編集長兼社長と女性ベテラン副編集長は当時から変わらないと思います。編集長からは賀状も頂きます。

特集ごとに担当者のこだわりが表れ、どう書店に積んでもらうか?
どう売るか?売れるか?(笑)
編集と神保町辺りで、よく呑み、ケンカもしました。

思わず懐かしくコメントした次第です。

益々のご活躍をお祈り致します。
  • 2014-07-18│17:23 |
  • ハザウェイ URL│
  • [edit]

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。ライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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