山口真由『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』


天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
(2014/01/16)
山口 真由

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 先週は、木、金と雑誌の取材で新潟へ――。
 今週の金曜もまた取材で新潟へ行く予定なのだが、天気予報によれば台風直撃の日である。どうなることやら。


 山口真由著『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』(扶桑社/1404円)読了。

 東大法学部3年生時、司法試験に現役合格。4年生時には国家公務員Ⅰ種試験に合格。東大法学部を首席で卒業し、財務官僚を経て弁護士となる。
 ……という華麗な経歴をもち、最近ではテレビ出演も多い美人弁護士が、自らが積み重ねてきた努力の方法論を開陳した本。

 なかなかよくできた自己啓発書である。「ワタシはこんなにも努力してきたんですよ~」という自慢話の羅列になりかねない本だが、そんないやらしさは感じなかった。

 私たちが試験や仕事などのチャレンジをする際に、どのように努力を継続していけばよいか、どうすれば努力の質を高めていけるかのコツが、さまざまな角度から紹介されている。

 全4章立てのうち、3章までは一読の価値がある。
 読者がすぐに生活に取り入れられるノウハウも多いし、「がんばろう!」という気持ちに火をつけてくれる効果もある。
 試験などを控えている人のみならず、あらゆる仕事の質を高めるヒントをちりばめた「仕事術」の本としても読める。

 しかし、最後の4章になると、もうネタ切れしてしまったのか、どうでもいいトリヴィアルなノウハウばかりが目立つ。

 1冊目の著書でこんな感じなのだから、著者が今月刊行した2冊目『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』や、今月末に刊行予定の3冊目『エリートの仕事は「小手先の技術」でできている。』は、さらに水増し度が上がって、二番煎じの薄~い内容になっていることだろう。
 ただ、くり返すが、本書の1~3章の内容は悪くない。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。ライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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