衛藤利恵『Love Can Smooth The Way』ほか


6 Months 11 Dreams6 Months 11 Dreams
(1996/07/25)
衛藤利恵

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 最近はもっぱら古いCDを中古で安く買っては楽しんでいる私なのだが、このところ気に入っているのが衛藤利恵(えとう・りえ)というシンガー・ソングライター。
 1990年代半ばに、テレビドラマ『静かなるドン』の挿入歌「天使の微笑」をヒットさせた彼女だが、世間的にはいわゆる「一発屋」のイメージだろうか。じっさい、私も「天使の微笑」しか聴いたことがなかった。

 が、ユーチューブで何曲か聴いてみて気に入ったので、中古で激安で売っている過去のアルバムを何枚か買ってみたら、どれもすごくよかったのだ。「こんないいシンガーが日本にいたのか!」と驚いたといってもよいくらい。

 ヴォーカルが素晴らしい。
 歌がうまいのだけれども、そのうまさをひけらかさないナチュラルな歌声。適度に理知的で、適度にコケティッシュ。クールすぎず、さりとてベタつかない。それに、英語詞の曲でも発音がとてもきれいだ。高音より中低音にウェートを置いた曲が多いところも、落ち着いた印象でよい。
 何より、声自体がすこぶる美声。いわば「ハンサムウーマン・ボイス」。現在はシンガーとしての活動を休止し(惜しい!)、ナレーターなどとして活躍中なのだそうだが、それも納得の美声である。

■参考→ 衛藤利恵オフィシャルサイト"Microphone days"

 曲もよい。J-POPというより、洋楽のAORに近い感じの、大人のためのポップス。曲によってはアイリッシュ・ポップスを彷彿とさせたりもして、清涼感いっぱい。耳に心地よい。

 それに、なかなかの美人でもある。スラリとしたスタイルに凜とした眼。口元のホクロが色っぽい。

 某や某々のようなお子ちゃま向け女性シンガーばかりがはびこらず、衛藤利恵のようなシンガーがもっと売れる日本ならいいのに……。

 アルバムでは、『Love Can Smooth The Way』か『6 Months 11 Dreams』の2枚が気に入った。とくに『Love Can Smooth The Way』は捨て曲なしの傑作。オススメ。





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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。56歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴32年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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●あと、「1日に1ミリメートルずつでもいいから、前進しよう」という思いもこめられています(こじつけっぽいなあ)。

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