蓬台浩明『社員をバーベキューに行かせよう!』ほか


社員をバーベキューに行かせよう! ―結束と成果はこうすれば生まれる社員をバーベキューに行かせよう! ―結束と成果はこうすれば生まれる
(2010/06/18)
蓬台 浩明

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 蓬台(ほうだい)浩明著『社員をバーベキューに行かせよう!』(東洋経済新報社)、『もし、大統領が日本で家を建てるとしたら!?』(東京書籍)、『サービスは「かけ算」!』(東洋経済新報社/中野博との共著)読了。

 著者の蓬台氏は浜松の住宅会社「都田建設」の社長。独自の経営哲学で同社を大手に負けない「ブランドカンパニー」に育て上げ、注目を浴びている気鋭の経営者である。
 月曜日に同社を取材予定なので、資料として社長の著書3冊を一気読み。3冊とも面白い本だった。

 『社員をバーベキューに行かせよう!』というタイトルは、米・パタゴニア社(登山用品、サーフィン用品、アウトドア用品のメーカー)の社長が書いた本『社員をサーフィンに行かせよう!』のもじり。
 都田建設では社長の発案で、毎週一回、社員全員参加のバーベキュー大会を開くのだという。とはいえ、それは晴れた平日の昼に、一時間限定で行うもの。社員が交替で「バーベキュー・マスター」と呼ばれる責任者となり、バーベキューの準備や調理に責任をもつ形をとるのだという。しかも、そのバーベキュー大会には同社で家を建てた顧客や地域住民も参加できる。

 つまり、なんでもない昼食の時間が、週一回のバーベキュー大会によって、社員相互/顧客や近隣住民とのコミュニケーションの場となり、社員一人ひとりにリーダーシップを学ばせる場にもなるというわけだ。

 この一事からも、蓬台氏のユニークな発想の一端が見て取れよう。著書を読むと、さらに型破りなアイデア・手法が目白押しである。
 たとえば――。

・徹底したエコ志向/会社の電力は風力発電・太陽光発電などでまかない、会社の敷地内に井戸を掘って地下水を利用。施工する住宅にはすべて天然木を使用。

・自社を「サービス産業」と位置づけ、ディズニーランドのホスピタリティを目標とする。「サービスでディズニーランドに勝とう!」が合い言葉で、社長以下、幹部やスタッフでくり返し東京ディズニーランドに通ってはそのサービスを学んでいる。

 中小企業の経営者にはユニークな人材が多いなあ、と思う。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。55歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴32年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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