KIMONOS『Kimonos』


KimonosKimonos
(2010/11/17)
KIMONOS

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 向井秀徳とLEO今井が組んだ話題のユニット「KIMONOS(キモノズ)」のデビュー・アルバム『Kimonos』(EMIミュージックジャパン/2500円)を購入。

 私はもともと向井もLEO今井も好きなので、結成が報じられたときから注目していたのだが、先行して公開された2曲「Soundtrack To Murder」「Almost Human」のPVのあまりのカッコよさに、即座に予約注文したしだい。CDを予約で買うのは、矢野顕子の『音楽堂』以来である。




  
 向井とLEO今井は、LEOのアルバムに収録された「Metro」ですでにコラボしていた。
 「Metro」は向井らしい放電するようなギターが印象的な佳曲だったが、このアルバムはギターより、ひんやりしたシンセと変幻自在のリズム・セクションが核を成したサウンド。

■参考URL→ EMIのアーティスト・ページ(向井とLEOによるアルバム全曲解説がある)

 このアルバムに手を伸ばす人の多くは、ZAZEN BOYSとLEO今井の中間に位置する音を期待しているだろう。ここにあるのは、まさにそんな音だ。ZAZEN BOYSの先鋭的な感覚とLEO今井のハイセンスなポップ感覚が、理想的な共存を見せている。

 向井がこれまでやってきた音楽の中で、最も一般受けしそうな音。「ナンバーガールはやかましくて苦手」とか思っていた人も、これならオーケイだろう。それでいて大衆迎合という感じはなく、向井らしいエッジは削ぎ落とされることなく健在だ。全編に心地よい緊張感もみなぎっている。

 ユニット名やジャケット・デザインは「海外受けを狙っているのかな?」と思わせるものだが、このアルバムならマジで海外進出できそう。一般のJ-POP/J-ROCKとは別次元にある、濃厚な洋楽テイストのアルバムなのである(オープニング・ナンバーの「No Modern Animal」など、予備知識なしに聴いたら日本のバンドだとは絶対思わないはず)。

 すごくカッコイイので、ふだん洋楽しか聴かないようなコアなロックファンにこそオススメ。

■関連エントリ
LEO今井『Fix Neon』レビュー
LEO今井『Laser Rain』レビュー

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。55歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴31年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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●「mm(ミリメートル)」は、私のイニシャル「MM」のもじりです。

●私の大好きなギタリスト・渡辺香津美氏は、ご自身のイニシャル「KW」をもじった「KW(キロワット)」を、公式サイトのタイトルにしておられます(同名のアルバムもあり)。それにあやかったというわけです。

●あと、「1日に1ミリメートルずつでもいいから、前進しよう」という思いもこめられています(こじつけっぽいなあ)。

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