DIMENSION『Sixth DimensionLive』

Sixth DimensionLiveSixth DimensionLive
(1996/03/23)
DIMENSION

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 広義の「ジャズ・ロック」のアルバムをいろいろ聴きあさっている昨今である。

 「ロック寄りのテクニカルなフュージョン」のことを、最近は「ジャズ・ロック」などとは呼ばないらしい。「ハイパー・フュージョン」「ハード・フュージョン」、もしくは「ハイパー・テクニカル・フュージョン」と呼ぶのだそうだ。
 日本のバンド/アーティストでそれにあたるのは、たとえば和田アキラのプリズムであり、一時期の渡辺香津美であり、このDIMENSION(ディメンション)だ。

 DIMENSIONは、サックス、ギター、キーボードというトリオ編成のフュージョン・バンド(ライヴなどではドラムスとベースのサポートが入る)。同じJ-フュージョンでも、カシオペアやT-スクエアなどに比べてはるかにロック寄り。ハードでテクニカル、そしてパワフル。
 フュージョン・バンドというとギターやキーボードがサウンドのコアとなることが多いが、DIMENSIONはサックスがコアになっているのが特徴。リード・ギターならぬ「リード・サックス」を担当する勝田一樹のダイナミックなプレイが素晴らしい。

 彼らのアルバムを何枚か聴いたが、1996年発表のライヴ・アルバム『Sixth DimensionLive』が群を抜いて出来がよかった。カッコよくて爽快。ドライヴのBGMにしたら最高だと思う。

 この手のバンドにありがちな、「音楽通にだけわかってもらえればいいんだ」的な小難しさが皆無。そこがよい。超絶技巧でありながらポップでメロディアスで、聴いていて元気になる。昔、渡辺香津美のポップな名盤『トチカ』を初めて聴いたときと同種の感動を味わった。

■「You Tube」で観られるDIMENSIONのライヴからセレクト。中山康樹風に言うと「くーっ! たまらん」な3曲。 
「Beat♯5」
「Se.Le.Ne」
「Break Out」
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Profile 

前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。55歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴32年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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●「mm(ミリメートル)」は、私のイニシャル「MM」のもじりです。

●私の大好きなギタリスト・渡辺香津美氏は、ご自身のイニシャル「KW」をもじった「KW(キロワット)」を、公式サイトのタイトルにしておられます(同名のアルバムもあり)。それにあやかったというわけです。

●あと、「1日に1ミリメートルずつでもいいから、前進しよう」という思いもこめられています(こじつけっぽいなあ)。

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