岡田晴恵『H5N1』『H5N1型ウイルス襲来』 |
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2007-12-15 Sat 16:30
昨日は衆議院議員会館で、高木美智代代議士と岡田晴恵さん(国立感染症研究所研究員)の対談に立ち会った。私が対談のまとめをやるのである。 対談のテーマは、岡田さんがいま盛んに「啓蒙活動」をしておられる、強毒性新型インフルエンザウイルスの脅威について。岡田さんの近著『H5N1』(ダイヤモンド社)、『H5N1型ウイルス襲来』(角川SSC新書)を読んで臨んだ。 いまの「鳥インフルエンザ」を引き起こしているのが「H5N1型ウイルス」で、このウイルスは早晩、人間の間でもパンデミック(爆発的流行)を起こすと考えられている。しかも「強毒性」であり、いまのインフルエンザとは比べものにならない激烈な全身症状を引き起こす。致死率も高く、パンデミックが起これば日本だけで210万人、全世界で1億5000万人もの死者が出るとの試算もある。 ぞっとする話である。さらに恐ろしいのは、パンデミックがいつ起きても不思議ではないとされる現状なのに、日本のH5N1対策が遅れていること。 たとえば、「プレパンデミック・ワクチン」と呼ばれる備蓄ワクチン(鳥インフルエンザにかかった鳥から作られたもの。人間型に変化したあとのウイルスとは完全には一致しないと考えられるが、それでも、「基礎免疫」をつけることで重症化を防ぐ役割を果たす)は日本には現在、1000万人分しかない。 それに対し、たとえばスイスでは全国民分のプレパンデミック・ワクチンが用意されているという。 正直なところ、私は岡田さんの本を読むまで、鳥インフルエンザの恐ろしさをまるで理解していなかった。多くの日本人がそうだと思う。 2冊のうち、『H5N1』は、新型インフルエンザのパンデミックが日本が起きた場合を想定したシミュレーション・ノベル。長めの「あとがき」が問題の簡潔な要約になっているので、まずはここだけ読んでもよいと思う。 また、もう1冊の『H5N1型ウイルス襲来』は、概説書であると同時に、どのようにパンデミックに備えたらよいかを記したガイドブックでもある。一読をおすすめしたい。 ■H5N1の脅威の概要がわかるサイト http://blog.moura.jp/influenza/2006/06/post_c0b6.html http://www.phcd.jp/shiryo/tashirokouenkai.html#tuika
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