『100人のバカ』 |
||
|
2007-05-19 Sat 05:28
岡留安則・佐高信編著『100人のバカ』(七つ森書館/1300円)読了。 休刊した『噂の眞相』に連載された文化人批判コラム「七人のバカ」の単行本化。連載をまとめるだけでは一冊分に足らなかったのか、冒頭と巻末に岡留と佐高の対談を載せて水増ししている。対談部分が全体の半分ほど。 かつて『噂の眞相』の別冊として刊行された『日本の雑誌』(1990年)や『日本の文化人』(1998年)は、(内容に共感するかどうかはさておき)非常に密度の濃い、情報価値の高いムックであった。 この本も、『日本の文化人』の続編のような内容を期待して読んだのだが、まったく期待外れ。内容の薄いことといったらない。「100人」といっても、岡留・佐高対談の中に一度でも名前が出てくればそれで1人としてカウントしているのだ。 たとえば、義家弘介については、岡留の発言に「ヤンキー先生の義家弘介じゃないけど、俺が政府に言ってやると教育制度は変わるんじゃないかって思うタイプ」という一節があるだけ。しかもそれは、直接義家を批判した言葉ですらない。宮崎哲弥のスタンスを批評するにあたって、義家を引き合いに出しただけなのである。 にもかかわらず、本の表紙には「本書で採り上げた“バカ”」の一人として義家の名も刷り込まれており、目次にも大きな活字で名前が並んでいる。 こんな安直なやり方でバカ呼ばわりされた各氏に、同情を禁じ得ない。 岡留・佐高対談のふんぷんたる「サヨ臭」にも辟易。 “護憲が善で改憲派は悪”という決めつけとか、「タカ派」というレッテル一つで相手を全否定してしまう思考停止ぶりとか、なんだかなー、いまどき。 |
||
この記事のコメント |
|
|
||
| 管理者だけに閲覧 | ||
|
|
||
この記事のトラックバック |
|
| mm(ミリメートル) |
|

